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技術情報

水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深

水上スライダーHy-CaT®

 点検用水上スライダーHy-CaT®(特願2022-65593号)は、岸壁・護岸・物揚場の桟橋下面(桁下)、暗渠・カルバート内のようなドローン(UAV)では進入が難しく、水中ドローン(ROV)では点検が難しい、そのような場所での使用を目的として製作した、軽量・コンパクトな水上スライダー(水上ドローン)です。
 Hy-CaT®の開発は、東京大学生産技術研究所北澤研究室と共同で、平塚市漁業同組合の協力の下で主に平塚新港でおこないました。
 カタマラン構造や航行中の縦揺れ低減のための円錐状船首により、高い安定性を確保しています。この他に消防ホースから産まれたエアチューブフロートや折りたたみ式フレームの採用により、180サイズの収納ボックス2箱に収納することが可能です。
 またHy-CaT®には無線制御と有線制御のモデルを用意し、目的に応じて使い分けが可能です。

水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深
水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深
水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深

Hy-CaT®による桟橋桁下点検

 点検用水上スライダーHy-CaT®により、岸壁・護岸・物揚場の桟橋下面(桁下)や、暗渠・カルバート内の構造物点検をおこなうために、アクションカメラやLEDライトを装備した点検ユニットを装備します。このような構造物の内部では無線が届きにくいため、有線制御の船体を使います。有線制御のためのテザーケーブルは水中ドローン(ROV)と同じものを用います。
 東京久栄では、水中ドローン(ROV)で構造物点検をおこなう専門のエンジニアが担当しますので、設備に合わせた調査計画の立案や報告をおこなうことが出来ます。さらに点検結果を踏まえた詳細点検計画や補修工事計画の提案も対応いたします。

水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深
水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深
水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深

Hy-CaT®による簡易測深調査など

 点検用水上スライダーHy-CaT®の安定性を活かし、GNSS搭載の小型魚群探知機を搭載して簡易的な測深調査やソナーによる底面状況の確認をおこなうことが出来ます。また、水中カメラを搭載することで、水中部の映像を取得することが可能です。このような調査をおこなうために、小型魚群探知機やソナー、バッテリー等を装備した簡易測深ユニットや水中カメラユニットを装備します。
 東京久栄では、深浅測量や藻場調査をおこなう専門のエンジニアが担当しますので、調査目的や調査場所に合わせた調査計画の立案や報告をおこなうことが出来ます。

水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深
水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深
水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深
水上ドローンによる桟橋桁下点検と簡易測深

仕様

【サイズ】L:1,550mm✕H:440mm✕W:700mm(水上高:340mm)
【重 量】19.5kg
【電 源】バッテリー制御(稼働最大4時間)
【その他】無線制御/有線制御を選択可能

Hy-CaT®の販売について

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