取水設備・放水設備

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取水設備・放水設備

四方を海に囲まれた日本では、これまで漁業や交通・輸送の場として、或は様々な海水資源として積極的に海を利用してきました。国土の狭い日本では、その産業や住居、レクリエーション施設等の多くは種々の理由により臨海部に立地しており、この事からも海の「海洋資源」としての活用が一層期待されています。東京久栄の取水設備・放水設備は、60年培ってきた技術とノウハウで、どんな利用目的においても清澄で安定した海水を供給します。
また、これまでの海域での経験を活かし、河川及び湖沼の取水設備設計・施工も行っております。

TK式取水設備

TK式取水設備は、取水先端(取水口)と取水管(導水管)により構成されており、海浜地形・海象等の影響を受けずに、常に良質な深層海水を安定供給します。TK式取水先端の構造形状は、深層取水特性を向上するためのキャップ円盤(ベロシティーキャップ)、海底の砂など底質の掃流吸込みを抑制するための底面導流板、呑み口部のスクリーン、取放水管路の生物付着を防止するための塩素注入用ディフューザーなどによって構成されています。また、施工性を考慮した特殊継手により取水先端と取水管が接続されています。

TK式放水設備

TK式放水設備は、放水先端(放水口)と放水管(導流管)により構成されており、冷・温排水を沖合深層部により水平に放水し、噴流が表層に達するまでに周囲水を連行加入させながら大きな混合希釈により拡散を行います。海表面に達してからは表層放流方式と同様に密度流となって水平拡散が行われます。放水先端の設置場所及び拡散の基本機構を最適にするノズル径・ノズル本数等を選定します。TK式放水先端の構造形式は、鉛直管を海底上に立ち上げ、放水の分配及びノズルの取り付けためのヘッドタンクを有しています。また、施工性を考慮した特殊 継手により放水先端と放水管が接続されています。

設計業務

環境、住民、施設運用すべてを考えた、施設・設備を提案します。 特に海や沿岸域については、場所条件、海象条件、土質条件等、すべての事業において設計条件が異なってくるため、専門家でなければ適切な設計を行うことはできません。また、私達はメンテナンスまでを行う一貫した体制であることから、メンテナンスの面で不具合が生じると予想される場合には、設計から見直すことも可能です。環境保全はもちろん、使用後のことも考えた最適な施設・設備を設計、コンサルティングを行ないます。